2011年02月26日

ゾメタ点滴2回目

 おととい24日にゾメタの2回目の点滴をうける。ゾメタ(商品名)というのは癌の骨転移時に使う薬で抗ガン剤ではなく、人間が元々持つ破骨細胞の働きを抑え癌を住み着きにくくし、病変の進行を抑える作用をするビスホスホネートという薬の一種。これがないと癌はは破骨細胞を刺激し、住みついて増殖、カルシウムをどんどん血液中に出し骨をスカスカにしてしまうらしい。ゾメタを知らない医者でも骨粗鬆症の薬のうんと濃い原液というと理解してくれる。薬の説明にも癌の治療とは書かず「癌の骨転移を上手にコントロールするために」とかいてある。主に使われるのが乳ガン、肺ガン、前立腺癌らしく脊椎などはその他でひとくくり。
 僕の場合第5頸椎に転移ということだけど、第5頸椎というのは喉仏のちょうど後ろ側のちょっと出っ張った首の骨。癌のできていた場所の真裏の少し下の感じ。皮肉なもので昔の食道癌転移予防で一度放射線を当てているため、今回わざとスポット的に放射線を当てないようにしたところ。狙い澄ましたようにそこに転移している。写真を見たとき思わず笑ってしまった。脊椎(脊髄)への放射線照射に神経質になるのはそこが造血作用を持っているから。当てすぎれば原爆症と同じで白血病など引き起こす。
 ゾメタの副作用なのだけど4週間前の1回目は翌日38度くらいの熱が一晩出た、これは1回目だけの特徴らしく今回は出なかった。あとは骨の痛み、ひどい痛みではないけど鈍痛が続く感じ。場所が場所だけに肩こりのよう。僕の場合頭痛も伴う、ひどいと鎮痛剤が必要。ゾメタ自体腎障害を引き起こす可能性があるので腎臓に悪い市販薬やロキソニンなどはだめだという。カロナールという子供にも使えるような薬を医者で処方してもらわなければならない。常用するわけでないし面倒なので今朝などロキソニンを飲んでしまったけど。あとは副作用かどうか、倦怠感。何か疲れた感じでよく眠れる。昨日は一日中寝ていたし、今日も昼まで。それ以外まれに起こる副作用としては(説明書によれば)低カルシウム症(手足のしびれとか無力症)顎の骨が溶ける(どういうことなのかよくわからない、歯の治療は要注意とか)など。
 次回の点滴は3週間後タキソテールとあわせて点滴するようだ。来週タキソテール点滴のオリエンテーションを1時間ほどかけて受けなければならない。医療過誤問題の予防線か熱心に説明してくれるけど、目の症状とか直らなきゃ話にならないよね。

 それにしてもぽかぽか陽気で気持ちがいい、朝日新聞に名大の試験問題が載っていたけど受験生も楽でいいだろうな。雪なんかだったら大変だ。去年はこの時期寒かったような気がする。3月始めに東京へ雷太のマンション見せてもらいに行ったけど写真は完全に冬装束だものね。このまま春になってくれればいいけどそうは行かないのだろうな。   

Posted by たあちゃん at 15:00Comments(0)TrackBack(0)