2011年03月15日

ニュースの合間のテレビドラマ

 夕べ久しぶりな感じでテレビの連続もののドラマを見た。テレビ東京系のテレビ愛知で放送している「至上の命医」という病院もの。原作は最近やたら多いお手軽コミックで、くだらないと言えばくだらない。先週までは他に見るものがないから見ていたと言った方がいい内容。でも今日は何かすごくほっとさせられた。4日前の午後3時を最後にずっと報道番組しかみていなかったし、どこのチャンネルも地震情報以外流していなかったから。

 二日前の日曜日にテレビ愛知が通常放送を始めたときは何か違和感があったけど、みんなで悲しみに沈んでいてもしょうがないと訴えていたのかも知れない。落ち着いたらその是非が議論になるのじゃないかな。
 被災した人は気の毒だし東京はまだ混乱している、でもそれ以外の地域はいつもの一週間が始まっている。放送事業もリズムを取り戻さないといけないのかも知れない。このところ地震による経済変動や、国際情勢もほとんど報道されていなかった。

 愛知県の新任大村知事は、月曜一日に限り被災地に弔意を示すため各施設のライトアップを中止するが、火曜日以降特に節電は必要ないと宣言した。いくら節電しても東京に送れる電力は設備の制約で100万キロワットが限度、だから無理に節電など考えず愛知の経済活動を活性化して電気以外の面でも東北をサポートしようという理屈だ。大村さんらしい発想でこれは買えるのじゃないか。具体的には被災者の雇用と住宅の提供、要するに難民の受け入れを計るというものらしい。

 大学新卒の就職難トップクラスの愛知でそううまくいくかと言う意見も出るだろうけど、トヨタなど東北からの出稼ぎ労働者をかなり使っている。それを家族ごとひきうけてしまうと考えれば理解しやすいかもしれない。あとは外人労働者にお引き取り願って、東北の労働者受け入れなどという手があるかも知れない。企業努力だけでなく行政の援助も必要だろう。補助金など支出が増し減税のマニフェストと相容れないかも知れないが、国家的危機に有権者も納得するのでは。

 ドラマの話がとんでもない方向に行ったけど、東北の地震・津波の犠牲者のことを考えると目が悪い、耳が聞こえにくいなどというのは贅沢な悩み、サンマじゃないけど「生きてるだけで丸儲け」と思わねば。毛が抜けるなどと言うのは抜きたくても抜く毛のないひともいるのだから、と言われると贅沢な悩みに入ってしまう。でもやっぱりいやだー。  

Posted by たあちゃん at 05:03Comments(0)TrackBack(0)