2011年04月08日
抗ガン剤点滴中止
今日は2回目の抗ガン剤点滴の日、診察で思いがけないことに。問題は湿疹、かゆみ止めを飲んだら副作用が湿疹とかやみだったとか笑い飛ばしていたのだけどこの湿疹が大変なものだった。医者は湿疹は抗ガン剤の副作用だという、そして笑いごとじゃないのはこのまま不用意に点滴を続けるとショックを起こす可能性があるという(過去名大で2例あったそうだ)。取りあえず今回は抗ガン剤(タキソデール)は中止、一週間後湿疹の経過を見て継続するか薬を変えるかの判断をするという。
おいおい、眼は治らないし髪は抜けちゃうしどうしてくれる。てなことを言いたいけど大学病院では患者は弱者、言うことを聞くしかない。敵も申し訳ないと思ったのか、骨ガンの治療の方の点滴(ゾメタ)はやっていってくれと言う。何か寿司屋で寿司は出せないけどビールだけでも飲んでいってくれと言われてる感じ。ゾメタも結構副作用の倦怠感があるんだけどなあ。
奥さんは今日は点滴を打たなかったと聞いて、一緒に結月に会いに行けるかも知れないと喜んでいる。この一週間で産まれると踏んで居るみたい。足腰の弱っている片目はほっといて一人で行ってきた方がいいのじゃないか、足手まといだよ(笑)。
と書いていたら地震だ、かなり大きいし長い。テレビでは5分ほど前から震源は東北として地震警報と津波警報が出ている。だいぶ遅れて名古屋へ来たみたい、かなり大きいはず仙台は停電しているらしい。せっかく暖かくなってきたのに復興ムードに水を差さなければいいけど。
病院の帰り、鶴舞公園の桜は満開だった。名古屋市内でも早い遅いがあるようだ。せっかくの桜なのに明日は雨の模様、本当に今年の天気は意地が悪い。
おいおい、眼は治らないし髪は抜けちゃうしどうしてくれる。てなことを言いたいけど大学病院では患者は弱者、言うことを聞くしかない。敵も申し訳ないと思ったのか、骨ガンの治療の方の点滴(ゾメタ)はやっていってくれと言う。何か寿司屋で寿司は出せないけどビールだけでも飲んでいってくれと言われてる感じ。ゾメタも結構副作用の倦怠感があるんだけどなあ。
奥さんは今日は点滴を打たなかったと聞いて、一緒に結月に会いに行けるかも知れないと喜んでいる。この一週間で産まれると踏んで居るみたい。足腰の弱っている片目はほっといて一人で行ってきた方がいいのじゃないか、足手まといだよ(笑)。
と書いていたら地震だ、かなり大きいし長い。テレビでは5分ほど前から震源は東北として地震警報と津波警報が出ている。だいぶ遅れて名古屋へ来たみたい、かなり大きいはず仙台は停電しているらしい。せっかく暖かくなってきたのに復興ムードに水を差さなければいいけど。
病院の帰り、鶴舞公園の桜は満開だった。名古屋市内でも早い遅いがあるようだ。せっかくの桜なのに明日は雨の模様、本当に今年の天気は意地が悪い。
2011年04月07日
死と生と
やはり漂流犬(Drifting Dog)バンちゃんは海外で話題を呼んでいる。いやそれだけでなく日本の海上保安庁(Japan Coast Guard)も犬一匹のためにヘリコプターを上空待機させ巡視船を向かわせ最後には隊員が冷たい海に飛び込んで救助したなど、鯨を殺す野蛮なはずの日本人が本当はとても動物を愛する人たちだったなどと見直されることになってしまった。
これはこれで素敵なことだが海に飛び込んだ隊員にもその他の隊員にもこの救助作戦は別の意味を持っていたのじゃないかという気がする。そもそも今回の任務は海保と海上自衛隊と米海軍との合同の、大規模な「遺体」捜索作戦だったわけだ。まだ行方不明なままの一万六千もの遺体の海上での探索、暗い重苦しい雰囲気で出航したに違いない。うっかり冗談も言えずだだ海上に目を凝らすだけ、そして眼下に広がるのは生命の臭いのまるで感じられない死の世界。
そんななかで思いがけず、あり得ないような「生命体」に出会ったわけだ。感動しないわけがない、救われた気がしないわけがない、そんな気持ちであれば海に飛び込むのに躊躇するわけがない。確かに救助されたのは犬の方だが、その漂流犬が救われることでどれだけ多くの保安隊員の心を救っただろう。いやそれだけではない、その作戦に参加した日米の兵たちは勿論、そのときテレビを見ていた多くの人々の心を深く打ったと思う。そしてなによりその中の一人にいたバンの飼い主には信じられないプレゼントだったろう。
遺体捜索活動はお世辞にも大きな成果があったとは言えない、でも数十体の遺体より一匹の信じられないような生命力をもった犬を救助できたことに作戦参加者は誇りと満足を覚えたと思う。(表だって報道はできないだろうが)
あと3時間ほどでまた病院、採血と診察、それに2種の点滴。体が馴染んでいるといいけど。
結月はあと数日か、準備万端らしい。急に大きくなって3300グラムとか。無事に生まれてくることだけが願い、苦しいとか辛いとかはこちらで引き受けるから。
これはこれで素敵なことだが海に飛び込んだ隊員にもその他の隊員にもこの救助作戦は別の意味を持っていたのじゃないかという気がする。そもそも今回の任務は海保と海上自衛隊と米海軍との合同の、大規模な「遺体」捜索作戦だったわけだ。まだ行方不明なままの一万六千もの遺体の海上での探索、暗い重苦しい雰囲気で出航したに違いない。うっかり冗談も言えずだだ海上に目を凝らすだけ、そして眼下に広がるのは生命の臭いのまるで感じられない死の世界。
そんななかで思いがけず、あり得ないような「生命体」に出会ったわけだ。感動しないわけがない、救われた気がしないわけがない、そんな気持ちであれば海に飛び込むのに躊躇するわけがない。確かに救助されたのは犬の方だが、その漂流犬が救われることでどれだけ多くの保安隊員の心を救っただろう。いやそれだけではない、その作戦に参加した日米の兵たちは勿論、そのときテレビを見ていた多くの人々の心を深く打ったと思う。そしてなによりその中の一人にいたバンの飼い主には信じられないプレゼントだったろう。
遺体捜索活動はお世辞にも大きな成果があったとは言えない、でも数十体の遺体より一匹の信じられないような生命力をもった犬を救助できたことに作戦参加者は誇りと満足を覚えたと思う。(表だって報道はできないだろうが)
あと3時間ほどでまた病院、採血と診察、それに2種の点滴。体が馴染んでいるといいけど。
結月はあと数日か、準備万端らしい。急に大きくなって3300グラムとか。無事に生まれてくることだけが願い、苦しいとか辛いとかはこちらで引き受けるから。
2011年04月05日
これってアリですか?
アレルギー性の湿疹なのか、口内炎が痛いのと同時に体が痒くて、名大の皮膚科で飲み薬をもらった。一週間で飲み終わったが一向にかゆみが無くならない。体中ひっかき傷だらけになった。飲んでいたのはアレグラ60という錠剤だけど不思議に思って効能を見てびっくり。
・効能・・かゆみ止め
・副作用・発疹、かゆみ
とある。マジ??これってアリですか?
何か他に意図があったにしても大学病院の出す効能書じゃないよな。
・効能・・かゆみ止め
・副作用・発疹、かゆみ
とある。マジ??これってアリですか?
何か他に意図があったにしても大学病院の出す効能書じゃないよな。
2011年04月05日
大丈夫
朝いや昼か、目が覚めたら頭が気になって真っ先に鏡を見る。大丈夫まだちゃんと毛が残っている(写真)。でも奥さんがブラシを入れるとかなり毛が付いている。少しずつは抜けているらしい、まあ7日の通院には帽子は無くてよさそうそれで充分と思わなくては。
写真を眼帯を着けたまま撮ってしまった、眼帯に赤く付いているのは目玉。古いのと新しいのを区別するために冗談のつもりで描いたのだけど、うっかり着けたまま新聞を取りに行ってしまった。エレベーターで乗り合わせた上の階の人、びっくりして言葉が出なかったようゴメン。
毎日暗いニュースばかりで嫌になる。見ているこちらも精神的に参ってくる。そんな中で一匹の犬が3週間ものあいだ壊れた屋根に乗って海を漂流、海上保安庁に救助されたというニュースに少し救われた気がしていた。でもきっと飼い主はあの屋根の下に居たのだろう、多分助からなかったのだろうと悲しい想像をしていた。しかしこの救助ドラマには続きがあった、飼い主が津波を逃れて無事だったという展開。犬は2歳のメス「バン」ちゃん、助けられたときの不安そうな表情が一変、うれしそうにしっぽをちぎれんばかりに振って飼い主の女性に甘えていた。泣かせるぜ「バン」ちゃん。柴の雑種みたいだけど君は日本一有名な犬になった。
しかしNHKはよく撮っている、4日(月)23時10分からの新番組「スポーツ魂」だったかな?甲子園選抜出場の東北高校を地震2時間前から現在まで追いかけている。ラッキーと言えばそれまでだけど出場校の事前取材の最中に地震に出会っているわけ。だから地震発生前の明るいキャプテン上田君の表情から、地震で揺れるグラウンドと選手たち、その後の練習もできない選手たちの姿などずっとフォローしている。キャプテンでエースピッチャーで4番なんて田舎の高校ならでは(失礼)といった感じだが絵になる。甲子園で一回からボコボコに打たれて一回戦負け(大垣日大よ武士の情けはないのか)の後「夏もありますから」と健気にインタビューに答えていたが、チーム練習は無期限休止。がれきの片づけに精を出す野球部員たちの姿で終わってる。これも泣ける話だ。
髪の毛の話のつもりが長くなった。朝日の夕刊だが、西日本までお花見自粛してどうなる、とげきとばしていた。朝日は地震直後から、自粛ムードが広まる前からその論調だ。その通りだと思う。つかうお金が無いのが悲しいけど。
2011年04月04日
ハゲ止まり?
30日の突然の発熱が引き金だったのか、翌31日みづきと雷太が居なくなると同時に激しい抜け毛が始まった。頭皮の湿疹でできたかさぶたを取ると、同時に何十本か抜けてくる。櫛の歯にたくさん絡みついてくる。今年はいまだに着ているフリースのパジャマが白髪まみれになり、ガムテープで吸い取るのが奥さんの仕事になる。白い枕カバーは黒い抜け毛でいっぱいやはりガムテープで取らなければならない。圧巻は2日の夜シャンプーした時、抜け毛で風呂の排水溝が詰まってしまった。これは一大事と奥さんがあわてて毛糸の耳まで隠れるような帽子を編んでくれた。1日、2日と一枚ずつ外出用と寝るときのキャップができてきた(写真)。その時のペースで行くと7日の通院(抗ガン剤2回目)は帽子が必要と踏んでいたのだが、昨日3日になって何故かピタッと激しい抜け毛が止まった。指でつまんで抜いても4,5本が抜けてくるだけ。
どんな風に抜けるのかと不安に思っていたが局部的に抜けるのではなく全体に満遍なく抜けているよう。あらかじめ髪を短くしてあったし、全体に髪の量が少なくなったと手触りでは感じるが鏡で見る限りそんなに変わったように見えない。ただ前から薄いのが気になっていた額から頭頂にかけての部分これはもう地肌もろ見えという感じにはなっている。フラッシュ焚いて写真を撮ったら光るかも知れない。ただこれも年相応に薄くなったと思えば別に不自然じゃない、数年後にはこうなっていただろうと思える程度。抗ガン剤の1クールはあと2日で終わり、血球数も元に戻っているはず。ということは点滴、倦怠感、口内炎、湿疹とかゆみ、発熱、脱毛、そして回復で1サイクルなのか。次回も同じなら痛み止めとかアレルギーのかゆみ止めとかは点滴前の診察で処方してもらえばいい。2回目でいよいよ丸坊主か、それとも放射能の半減期と同じで今の髪がまた半分になるのか。いずれにしろそうみっともない事にはならないのかも、帽子もできているし。いずれにしろ床屋に行っておいて良かったみづきが帰ってからなどと言っていたら抜け毛がひどくて行けないところだった。長髪のままだったらもっと不自然な感じになったかも知れないし(カッパのサゴジョー禿げ状態)。
夜更かしが常だったが地震以来貫徹がほとんどになってしまった。原子炉情報が気になっているのも1要因だけどなんとなく落ち着かなくて睡眠薬を飲んでも眠くならない、朝ドラを見てから昼まで寝て食事の後また昼寝のパターン。夜に電気を使って昼間活動を停止するのは効果のある節電の1パターンとか、そうだと信じて行動を正当化している。
それにしても原子炉はなんとか暴走を止められただけでそれ以降はほとんど最悪のシナリオをたどっている。その割には相変わらず記者発表は東電、安全保安院、安全委員会、枝野さんの4本立てで微妙にニュアンスが違っていたり、文科省も独自の放射線測定値を発表していたりでどうしろと言われているのかよく分からない。菅さんが一本化してオレが委員長だと息巻いていたのはどこかへ飛んでしまった。やはりリーダーシップ無いのかなあ?
どんな風に抜けるのかと不安に思っていたが局部的に抜けるのではなく全体に満遍なく抜けているよう。あらかじめ髪を短くしてあったし、全体に髪の量が少なくなったと手触りでは感じるが鏡で見る限りそんなに変わったように見えない。ただ前から薄いのが気になっていた額から頭頂にかけての部分これはもう地肌もろ見えという感じにはなっている。フラッシュ焚いて写真を撮ったら光るかも知れない。ただこれも年相応に薄くなったと思えば別に不自然じゃない、数年後にはこうなっていただろうと思える程度。抗ガン剤の1クールはあと2日で終わり、血球数も元に戻っているはず。ということは点滴、倦怠感、口内炎、湿疹とかゆみ、発熱、脱毛、そして回復で1サイクルなのか。次回も同じなら痛み止めとかアレルギーのかゆみ止めとかは点滴前の診察で処方してもらえばいい。2回目でいよいよ丸坊主か、それとも放射能の半減期と同じで今の髪がまた半分になるのか。いずれにしろそうみっともない事にはならないのかも、帽子もできているし。いずれにしろ床屋に行っておいて良かったみづきが帰ってからなどと言っていたら抜け毛がひどくて行けないところだった。長髪のままだったらもっと不自然な感じになったかも知れないし(カッパのサゴジョー禿げ状態)。
夜更かしが常だったが地震以来貫徹がほとんどになってしまった。原子炉情報が気になっているのも1要因だけどなんとなく落ち着かなくて睡眠薬を飲んでも眠くならない、朝ドラを見てから昼まで寝て食事の後また昼寝のパターン。夜に電気を使って昼間活動を停止するのは効果のある節電の1パターンとか、そうだと信じて行動を正当化している。
それにしても原子炉はなんとか暴走を止められただけでそれ以降はほとんど最悪のシナリオをたどっている。その割には相変わらず記者発表は東電、安全保安院、安全委員会、枝野さんの4本立てで微妙にニュアンスが違っていたり、文科省も独自の放射線測定値を発表していたりでどうしろと言われているのかよく分からない。菅さんが一本化してオレが委員長だと息巻いていたのはどこかへ飛んでしまった。やはりリーダーシップ無いのかなあ?
2011年04月03日
みーちゃん
29日夕方みづきがやってきた。すっかり大きくなって、それに知恵が付いたのにびっくり。前回に比べると遊び方がずっと能動的になっている。具体的に言えば前回まではテレビで特急のDVDを見る、電車の本を見る、プラレールを動かしてくれといってがめている、と言った感じでどちらかと言えば受け身な感じで遊んでいた。ところが今回、プラレールは自分でレールをつないでみる、列車はやはり自分で連結させるといった具合、それでもってできた部分だけで一生懸命遊んでいる。もちろんレールは円形にならないし車両は山手線とブルートレインがくっついているなど大人が見ればおかしなものなのだが本人はいたく満足な様子、結局3日の間一度もDVDを見ることもなく一人遊びができていた。それとびっくりしたのはキューピーさんの人形で勝手に赤ちゃんごっこをはじめたこと。もうお兄ちゃんになる自覚ができてきたのだろうか。(お人形が無かったせいか)雷太がそんなことしたのは全く記憶にない、それどころか赤ちゃんができることもわかっていたのかどうか。とにかく31日の昼前帰途につくまで感心させたり笑わせたり、普段寂しい我が家を楽しませ、ハッピーな気分に浸らせてくれた。でもこちらは送り出したとたん昼ご飯も忘れてソファで爆睡、目がさめた頃にはみーちゃんはもう東京に着いている時刻。迪子ちゃんに言わせるとそういうことはよくあったとか、相手も相当疲れているそうだ。帰り道どうだったか雷太に聞いてみなくては。しかしみーちゃんが居なくなると同時に始まった猛烈な脱毛、次回ははげた写真になるのかな?