2011年05月19日

パネルクイズ

 児玉清さんが亡くなった。ぼくにとっては俳優というより日曜日そのものといったひとだった。昼まで寝ている日曜日、やっと起き出して昼食、ぼんやりした頭でTVをながめると「新婚さんいらっしゃい」、へらへら笑っているうちに続きのパネルクイズ・アッタック25が始まって見るともなく出される問題を考えるうちに徐々に頭がすっきりしてくる。ああ、今日は日曜か明日はまた会社などと考え、頭の中で自然翌週がスタートして行くといった一つの区切りのような番組でありその登場人物だった。

 3月下旬にネットで番組を休むと伝えられ(降板ではない)しばらく録画の放映がされていた。司会が若いアナウンサーに変わったのは4月の下旬ではなかったか。司会が変わっておもしろいのは番組のルール説明がなされるようになったこと。ぼくも常々パネルの取り方のルールがよく分からず疑問に思っていた。すっきりした。この疑問を持っていたのはボクだけじゃなかったようだ。いままでルール説明がなかったのは?多分36年司会を続けた児玉さんへの若いスタッフの遠慮だろうな。児玉さんて以外と頑固者だったかも知れない。

 しかし2月に不調を訴えるまで77歳の体で現役を通したなんてうらやましい限り。最近はNHK-BSで書評などもやって老いてますますと言った感じだった。早すぎるという追悼の言葉もあるけどもう十分だったのじゃないですか?

 それに引き替えこの身のふがいなさをどこにぶつければいいのか、この15年十分生きたと思って自分自身で満足すればいいのかな。でもやりたいこともできないいまの体「生きてるだけで丸儲け」なのか疑問に思う昨今。  

Posted by たあちゃん at 09:19Comments(0)TrackBack(0)