2011年09月29日

麻薬の鎮痛剤アゲイン

 今日は3週ごとの通院日。前々回から処方を止めていた医療用麻薬の鎮痛剤オキシコンチンをまた服用することになった。服用を中止してから抗ガン剤の副作用の口内炎と喉の痛みがひどくなったためだけど。ドクターは麻薬と言っても通常の解熱鎮痛剤よりは余程体にやさしいと言うのだけど、価格が高いのと便秘するのが難。先週から前の飲み残し分を4、5日飲んだらてきめんに便秘、5日ほど出なかった。結局もらっていた下剤を定量の5倍ほど飲んで出したけど。その話しをドクターにしたらもっと強い下剤を処方するから定量の5倍飲むような無茶はしないようにとか言われた。下剤だからいいけど麻薬の鎮痛剤とか抗ガン剤を5倍も飲んだら大変なことになるということだ。薬価が高くなるのは高額医療で保険金が戻ってくるから同じだとのこと、でもこれって保険行政を圧迫するよね、国立大の医者でもそういうことは考えないのかな、あるいは独立行政法人になって金儲けに熱心になっているのか。金のかかる検査にも熱心だものね。

 抗ガン剤もこれで第9クール、効果を確認するために来月PETとMRIを撮るという。近いからいいようなもののまた通院回数が増える(検査代も)。もう奥さんについて行ってもらうのも止めて季候も良くなるので歩いて通院してみようかとも思う(今はタクシー)、元気に旅行ができたら本気で考えよう。

 奥さんと言えば今週火曜日、二人で映画を見に行った帰りに一人で松坂屋に寄って買い物をしたのだけど一万円で一本引けるくじを貰いひいたところ一万円の金券が当たったそうだ。おかげで旅行用に買った僕のバーバリーのシャツがただになってしまったという。こんなところで運を使ってしまっては旅行はさんざんになるのではないかと今から心配(笑)

 映画は例によって三越の名画座で(これ映画が変わるたびに招待券を送ってくれるお友達が居る)「奇跡」という漫才の前田前田が主演の九州新幹線開通をテーマにしたもの。つまらなくて半分寝ていた、補聴器の調子もおかしく小さな声は聞こえないし大きな声は音割れを起こすし、小さな映画館で邦画を見るのはあきらめようかとも思う。半年ほど前の映画だけど原田良雄が元気に出演していたのが印象的だった。確か出演者が豪華で新幹線開通にタイミングを合わせた話題性のある映画だったはずだったけど公開日と前後して東日本大震災が起こってしまったのが不運だったようだ。子役が主演の映画はヒットするはずなのにつまらなかったのは脇役が豪華すぎて焦点が絞れなかったのかも。

 最後に久しぶりの写真、壬月と結月@京都、ゆづ大きくなったでしょう。





  

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2011年09月22日

台風一過22日

 今日の名古屋は涼しい、台風の余波か風は幾分強いようだが良いお天気。水に浸かった地域もすっかり水が引いたようで後かたづけのニュースが流れている。

 名古屋駅はおとといは在来線、昨日は新幹線の運転休止で二日続けて夜明かしの客が出たようですっかり疲れた様子。今日の新幹線は昨夜の積み残し客の処理でお盆並みの混雑だとか。有紀子さんは子供二人連れて今日から連休を京都で過ごす予定と言っていたが大丈夫だったのだろうか。

 昨夜は東京は大変だったようで冴香は3月11日に続いて徒歩の帰宅になったらしい。引っ越して近くなったのか1時間半ほどだったらしいけど傘もさせない嵐の中では大変だったろう。日頃の鍛錬が功を奏しているようだ。雷太は地下鉄東西線なので問題なかったはずだけど未確認。

 それにしても今年の日本列島どうなっているのだろう。被災したひとのニュースを聞いていると自分の身の不幸を忘れ生きてるだけで充分とも思えてしまう。  

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2011年09月21日

台風一過

 台風は浜松あたりに上陸したようだ。昨日と違い東海道新幹線は全面ストップらしい。名古屋は台風の左側だったせいか大雨も降らず風も大して吹かず拍子抜けの感じ。我が家の被害は北の玄関先に出してあったブルーベリーの鉢が倒れて
実が二粒ほど落ちたことくらい。昨晩の洪水騒ぎが嘘のようで避難勧告も全面解除。自衛隊にまで出動要請して大山鳴動ネズミ一匹といったところ。どうも河村市長以下の勇み足だったよう。

 午前中確認したけど関空はほとんど欠航が無く、鈴木一家の乗る台湾行きキャセイも定刻で出発、めでたしめでたし。
このまま行くと夕方退社時間のころに東京近辺に台風到着の様子、昨夜の名古屋じゃないけどまた帰宅困難者が出るのじゃないかな。雷太も冴香も早期退社とかできると良いのだけど。紀伊半島も心配されたような被害は出なかったよう、東北など今以上の被害が出ないよう祈ろう。  

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2011年09月21日

21日午前3時

 名古屋はビックリするほど静か。雨もないし風も大して吹いていない、ただ湿度はこの季節にしては異常に高いよう。昨日夕方からJRも名鉄も止まって名古屋駅ではたくさんの帰宅困難者が出た模様。ホテルは満杯とか。
 台風の影響は午前中くらいからかピークは3時頃になりそう。中部国際空港は早々と国内線と台湾や中国、韓国便の午前中出発便の欠航を決めてしまったよう。関空はどうなのかな。こんな日に台湾旅行出発なんて鈴木家もつくずく間が悪い。台風のスピードが増して早く近畿を抜けてくれるのを祈るばかりだね。通りすぎさえすれば飛行機って意外と簡単に飛んでしまうものだから。

 いつもより遅くまで起きていたけどもう寝よう。唾液が出ないので異常に水分を取ってしまうので寝ても3時間程度で必ず起きてしまう(トイレ)。たいていは6時前後、今日はもっと遅いかな。そのまままた寝てしまえばラッキーだけどそんなことはあまりなく抗ガン剤の朝の分を飲みマイスリー半錠のお世話になってもう一度眠ることになる。ひどいときには5時に起き8時に起きさらにもう一度寝ることもある。

 今朝は台風のせいで起きたらそのまま、二度寝はできないかも知れない。  

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2011年09月20日

台風15号

 今、名古屋が大変なことになっている。家の近所では時折強い雨が降る程度なのだけど、市内を流れる庄内川と天白川の流域では約100万人に避難勧告が出ている。名古屋の人口が200万ちょっとだよ、二人に一人は避難対象になってしまう。局地的な豪雨なのか中央線は早くから止まっているし、東名高速も止まった。名古屋市からは自衛隊に災害出動の要請をしたらしい。
 テレビは相撲中継をやめて台風情報一色になっている、状況は時々刻々変わるようで庄内川の一部が氾濫したとか。これから明日にかけてもっとひどくなるよう。うちは比較的高台にあるし10階なので水の心配は無いようなものだけど、瞬間的な集中豪雨があると地下駐車場の排水が間に合わなくて車が水没のおそれがある。11年前ちょうど引っ越してきた年の東海豪雨の時は危なかった。

 それにしても冴香は良いタイミングで来て、帰ったもの。休暇でもとって滞在を延ばしていたら大変だったかも。もっとも新幹線や名鉄の本線はまだ無事の様子。時間の問題かも。TWITTERでは何時間かまえから退社命令が出たので帰りますと言った内容が入っている。

 普段暇な人間には多少緊張感があって刺激になるとも思えるけど、どこの情報でももうテレビで災害情報を見るのはうんざり。被害が最小になるのを願うばかり。

 また変化があれば書き込みます。

  

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2011年09月19日

3連休

 9月最初の連休、土曜の夕方冴香が帰ってきた。フランス語の教室があってそんな時間になったらしい。男親とは特に話しもしないけど母親とは話題があるようだ。それにしても翌日からの二人の行動力には舌を巻く。
 日曜、とんでもない暑さの中、午前中はアスレチック・ジム、午後はお墓参りと栄の歩行者天国へ。今日月曜は午前中はまたジム、午後は名古屋ボストン美術館その他、こちらは暑い中一緒に出かける元気もなくひたすらお留守番で自転車こぎに精を出すくらい。今年もまたお墓参り行けずごめんなさい。
 夕食後冴香が帰り支度を始める頃にタイミング良く雷太から電話、皆でみーちゃんの声を聞くことができた。話題は相変わらず電車談義になってしまうけど(笑)
 冴香は7時過ぎに出て行ったけどその後名古屋は局所的な大雨、市内で中央線や名鉄瀬戸線が止まったりしている。メールも来ないから大丈夫だと思うけど冴香の新幹線止まらないことを祈ろう。
  

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2011年09月14日

ルーペ(虫眼鏡)




 奥さんに頼んでルーペを買ってきてもらった。ひとつは天眼鏡タイプ、僕が新聞の細かい字を読むときに使う。ただこれだと片手がふさがってしまうので、奥さんが気に入って買ったのがもう一つのメガネタイプ。通常使っているメガネに重ねてかける。これだと両手が自由なので爪を切ったり編み物をしたりに便利、夫婦で共用できる。ただ天眼鏡タイプと違って使うのに慣れが必要な感じ。特に片目がプリズムの入っている僕には対象物との距離とか微妙な感覚が必要。

 それにしても遠近両用の老眼を通り超して虫眼鏡が必要になるとは夫婦そろってつくずく歳を感じてしまう。  

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2011年09月10日

留学ジャーナル

 今日発売の留学ジャーナルという雑誌の11月号、冴香の記事が載っている。それもちょっと載ったという程度ではなく「留学生のX年後」という特集のトップに堂々見開き2ページで書かれている。内容は留学の内容から卒業後の現在までの職歴など細かに書いてあるし、写真は取材で撮られたものだけでなくロスで僕が撮った写真まで付いている。(だからなぜか奥さんまで下宿のおばさんと一緒に写っている)もし本屋へ行くような事があれば立ち読みで見てみて、あまりメジャーな雑誌ではないので小さな本屋には無いかも知れないけど。

 記事の内容で唯一奥さんが文句を付けていたのが留学費用、記事では1500万となっているけど本当は2000万かかっているとのこと。雷太の国立大でも4年で1000万かかったというからあながちオーバーな話でも無さそう。しかしそれにしても子育てには金がかかるのだとつくづく思う。働き盛りの頃だからできたのだろうと思ったけど、奥さんに言わせると冴香の留学資金は僕の食道癌の入院保険でまかなったとか、冗談だろうけどねとは思うけど。

   

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2011年09月09日

通院・第8クール

 昨日は通院日、血液検査から始まり耳鼻科、化学療法外来、眼科とまわる定番コース。予約があるとはいえ待たされる。9時から始めて午後の3時くらいまで。食事をして帰ったらナデシコの北朝鮮戦の始まる4時過ぎになっていた。自分自身は診察もあり仕方ないけど付き添いの奥さんが手持ちぶさたで待たせているのが心苦しい。

 耳鼻科の方は主治医が3ヶ月海外出張とかでその間代診に変わるそうだ。その間は多分治療法に変化はないだろうし特に進展は望めそうもない。そのかわり薬にも変化は無さそうだから旅行は心配ないだろう。

 眼科は左目のレンズに貼ったプリズム(フレネルという)の調子を確認する程度。前後に視力検査があったりトータル3時間くらいの診療になる。街のクリニックの方がずっと要領が良いと奥さんも言っている。

 フレネルは複視は治るものの像がぼやけるとか遠近感がおかしいとかいろいろ文句を付けたのだけど、像がぼやけるのはフィルムのせい恒久的なレンズにすればはっきりするけど度が変わる場合にお金がかかるのでおすすめしないとか。また遠近感とかは今回の複視自体の問題で脳とか腫瘍とかの方に原因があり眼科ではレンズその他で矯正を考えるしかないとのこと。腫瘍の治療によって病状、見え方が変化するのであればフィルムで対応するしかないとか。耳鼻科や脳外科でもうこれ以上進展がないという補償があれば目を手術することもできるけど望み薄だろうとのこと。現状になれるのが一番とか慰められている感じ。眼科は全部女医さんなので何となく説得されてしまう。診療も今後は定期でなくてもよいとのことのようなこともいうし。一応一回スキップして6週間後の予約は取ったけど。

 そんなわけで年内は目立った治療の変化は無さそう、医者は症状が悪化していないのが薬の効果だと思っているようだけどこちらとしては目が画期的に良くなるとか、頸椎の癌が消えるとか効果を期待してしまう。病巣がはっきりしないのがもどかしい、これからも原発不明癌との戦いが続くのかな。精神的にも経済的にもつらい長い戦いになるのかな。入院して集中治療などと言う手はないのかな。

   

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2011年09月06日

ノルウェーの森

 奥さんと映画に行った。入院以来ほぼ一年ぶりの通院以外の外出。プリズム付きのメガネをかけての外界初デビュー。映画は三越名画座で「ノルウェーの森」、おもいっきりつまらなかった、途中で帰る人もいるくらい。つまらないのに輪をかけて、全編ささやくような抑えたせりふ回しになっているので補聴器をつけていても聞き取れない、なんとか筋を抑えるのがやっと。目の方は遠近感に多少難があるものの映画の画面を見るのには差し支えなかった。今度から日本の映画はさけて外国ものの字幕付きにしたほうがいいかも。レンタルのDVDでは日本の映画でも字幕付きに切り替えられるのだけど。

 久しぶりの人混みや地下鉄の乗り換えなど結構疲れる。マンションで階段のぼりやっている効果か地下鉄の階段はさほど苦にならなかったけど地下鉄の駅から家までのほんの200メートルの早足で息が切れたりする。自転車こぎはあまり効果がないのかな。涼しくなったら散歩の方が良いのかも知れない。

 昼食は映画を見た後の定番、三越の「きしめん亭」で天ぷらきしめん。味覚の変化と唾液の不足はどうしようもないことが分かった。あんなにおいしかったきしめんが、ただのメリケン粉の練り物と化し天ぷらはぷりぷり感は感じられるけどそれだけ。水を何杯もお代わりして流し込むだけになってしまった。この目、この耳、そしてこの味覚と今後ずっとつきあっていくのかと思うと人生うらめしくなてくる。
 
 何はともあれ旅行までにもっと外出や歩きに慣れておかないととんでもない足手まといになりそうだ。マンションの階段登りに精を出すかな。

 写真は最新のゆづ。かなりしっかりしてきたし、写真のように椅子に座るのがお気に入りとか。後何日かで5ヶ月、成長は早い。
  

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