2011年10月10日

山陰旅行_1 出発まで

 帰ってきて二日経つのにまだ疲れが取れない。昼にテレビを点けたら出雲駅伝のスタート、数日前に見た景色が蘇る。でもあんなに混雑している出雲大社を通行止めにして実施するなんてすごいと思う。連休なのにね。

 奥さんはすっかり元気回復の模様、午前中はアスレチック午後は栄に買い物とすっかり日常を取り戻している。

 考えてみれば旅行を含めた遠出など丸一年以上していなかった。去年の9月7日8日雷太一家のご招待で熱海の温泉に。その翌日が名大病院の初診で翌週入院になってしまった。そのまま10週入院、退院後も唾液が出ない、味覚がないなどの摂食障害と体力低下で通院以外どこへも出かけなかったら、今度は2月に目の障害が出てしまって物理的にも行動が困難になってしまった。だからみーちゃんが遊びに来てもひたすらお留守番の状態。8月にメガネにプリズムを貼るという方法を施してもらってやっと映画館へ出かけ、帰りにきしめんを食べるくらいのことはできるようになった。

 そんな程度なので今回の山陰旅行は僕にとっては一大冒険旅行のようなもの。相変わらず唾液が出ず食事のたびに500CCのペットボトル2本ちかくいる状態。抗ガン剤のせいで口内炎ができ味覚障害もあって味の強いものは食べられない。唾液が出ないのは食事以外でも常に水を口にしていないとうまく話ができなくなる。そんなわけで水を大量に飲むと言うことは自然トイレが近くなると言うこと。バスツアーには耐えられるだろうか、ホテルの夜中はトイレが近くにあるだろうかなど余計なことが気になる。心配ならもっと近場で一泊程度の旅を選べばいいようなものなのだが、こちらにも多少の意地があってなんとしても去年入院しなければ行っていたはずの山陰を選んでしまった。

 そんなわけで僕の荷物は最小限にしてバス車内に持ち込める大きさに。大きなものが一眼レフのカメラとペットボトル2本程度にした。だから着替えも最小限、暑いという予報を聞いてシャツを半袖主体に着るものもデニムの上下から夏物のブレザーにと出発直前に入れ替え。でもこれはあとあと大変な後悔をすることに。山陰は寒かった。それに引き替え奥さんの荷物は大きい、何が入っているのだろうと思ったら(後で分かったのだけど)僕が疲れたときの用意にと折りたたみのアルミの椅子やら伸縮自在の登山用の杖やら、こちらが一笑に付したものが全部入っていた。幸い旅行中お世話になることは無かったけど。心配性なのか愛情なのか、後者だと思いたい。

 初めて旅行に使った補聴器、これは新幹線では電車のノイズをひろって役に立たなかった。バスのガイドの声も耳障りなだけではずしていても問題なかった。一年で随分耳が悪くなったように感じたのだけど気のせいだったのかな。でも奥さんが居るから問題なかったけど添乗員の女性の声なんかは聞きにくかったな。

 ここまで書いてきたらもう夕食の時間。余り長いのは読む方も疲れそう。旅行の詳細は次回以降に。

  

Posted by たあちゃん at 18:55Comments(0)TrackBack(0)