2011年10月26日

PET

 今日は名大病院でPET検査。事前6時間絶食なので朝10時の予約は助かる。検査は一時間半ほどなのだけど検査自体は20分、それ以外は放射線管理エリアの中での待ち時間、これが退屈。入院時と退院後それと今回で3度目だけど慣れない。手順がどうなっているのかというと受付が済み予約時間が来ると分厚い轍の扉で仕切られた放射線管理エリアへ通される。なぜか血糖値を計り体重を聞かれそれに合わせた量の放射性物質(RI)を静脈注射。これって今話題の放射能の内部被曝を強制的に起こさせるわけ、これが放出するガンマ線を測定する仕組み。どんな物質か聞かなかったけど半減期が凄く短いものだと思う。単純に注射しているだけのようだけど、通常と異なるのは注射針やガーゼなど薬品にふれたものは全て放射性廃棄物として放射能マークの付いた頑丈なゴミ箱に捨てていること。

 注射のあとは足のせの台の付いた快適な安楽椅子に座らされ役時間薬が全身に回るのを待つのだけど、その間に準備していた500CCのお茶を飲まなければならない。これはできるだけ早く余分な放射能を体外排出するため。一時間が過ぎて検査に入る前に強制的に管理域内のトイレでおしっこをさせられる。このおしっこは一般下水に流れないのだろうか。

 検査は通常のCTと同じトンネルのような機械を何度かくぐるだけだけどMRIに比べて静かだし時間も短い。体に点けている金属などもMRIに比べるとおおらか。

 検査が終わると11時半、やはり疲れるのか地下鉄に乗る気が出ずタクシーで変える。行きは920円だったのに帰りは660円うんと得した気がした。

 お金の話しをするとPETはやはり高い。一般の健康診断で受けると保険がきかず、PET単体で93000円、多分他の検査もするので軽く10万オーバー。診察の場合は3割負担になり27900円。でもMRIの6000円程度と比べるとかなり高い。でもこれで癌の早期発見ができるとなれば安いのかも知れない。でも僕の場合はどう考えればいいのかな。癌があるのは分かっているのだから転移の確認になるのかな、局所的にはMRIでもっと精密に調べているはずなので。まさか病院の利益のために定期的に受けさせるなどということは無いと思いたいけど。

 今回はPETのガイドみたいになってしまった、次回はもっと楽しいこと書こう。  

Posted by たあちゃん at 21:23Comments(0)TrackBack(0)