2011年11月10日

下咽頭癌

 気軽に考えすぎていた。下咽頭癌というのは頸部癌のなかでも最も厄介なものらしい。ネットで調べたのを後悔するような結果が分かってしまった。

 放射線・抗ガン剤はまだあまり実績がないらしい。それに僕には放射線はもう使えない。となると外科的な手術だけど、簡単ではなく声も失い喉に穴を開けての呼吸など思い出したくもない栄一さん、父の姿にダブって見えてくる。

 もうこれ以上QOL、クオリティー・オブ・ライフは落としたくない、手術を勧められたら治療を拒否するかも知れない。いや多分するだろう。ここ15年も死を意識して生きてきた、だから死ぬことに抵抗がない。なんとか尊厳を保ってそこに行き着きたいと願っているだけ。

 重い話しになってきてしまった。それでも明るく前向きにだよね。みーちゃんに会いに行く日を取りあえずの目標にしよう。きのう電話で話したけどだいぶ電話でも会話が成り立つようになってきた。会って話すのが楽しみ。



  

Posted by たあちゃん at 21:04Comments(0)TrackBack(0)

2011年11月10日

原発不明癌・判明?

 今日は定期診察とゾメタ点滴。それに先々週のPETの判定がある、説明を聞くために奥さんも診察室に入ってもらう。

 PETの診断結果は喉と食道の間あたりに今まで隠れていた癌様のものが出ているとのことで、すぐファイバースコープで確認、よく分からないけど先生の話しでは癌らしきものが顔を出しているとのこと。確かに映像はきれいなすべすべした皮膚面とは違っている。これが癌とすれば、リンパや目への影響は説明がつくという。病名をつければ下咽頭癌になるという、やっと原発不明に名前が付いたのか。

 膠着状態だった治療もここでまた動き出した感じ。来週火曜に組織採取検査、翌週検査結果判定、場合によっては少しの間入院が必要とか。慌ただしいのに少しびっくりだけど、うまく今度の東京行きは外れている。またしばらく行けなくなるかも知れないからなんとしても出かけてやる。

 何があってもうろたえない覚悟はできているので、マンネリを抜け出して新しい発展にうれしいきもするけど、どんな治療になるかの不安もある。放射線はもう当てられないから抗ガン剤だろう。手術などと言うことはあるのだろうか、そんな時声はどうなるのだろう。ふっと父親のことが思い出される、ああは絶対になりたくない。延命治療拒否もありかな?

 新しい診断が出るもで今までの抗ガン剤は中止になった。S-1は11クールで終わり。今まで1クールの薬価が1万7千円だったのが今回他の薬だけだと4千円(麻薬の痛み止めが3000円くらい)これを見ても抗ガン剤や新薬の価格の高さが分かる。残りの千円くらいに2種の便秘薬、3種の睡眠薬、3種の胃腸薬が入っているのだから呆れてしまう。
半日がかりの眼科の診療費が660円だったりどうも医療費のばらつきには納得いかない。TPPになると高額医療ばかりになるという医師会の反対意見はこんなところにあるのかな。外国製の薬ならもっと安くなるという話しもあるし何が本当なのかよく分からないのがTPP問題なのか。

 病院は2時間程度だったのにいつもよりずっと疲れた感じがする。帰りがけ病院のなんでも食堂でとろろそばを食べたけど、唾液が出なくてものど通りがいいので良かった。とろろはご飯相手でも食べやすい。こんな時こそ昼寝したいけど興奮状態にあるのか満腹でも眠くならない。自転車こぎでテレビでも見ていようか。  

Posted by たあちゃん at 13:09Comments(0)TrackBack(0)