2011年04月19日

枝野さん

 昨晩のNTV系ニュースZEROに枝野さんが生出演した。東電が原子炉の冷却安定化まで6から9ヶ月と発表したことを受けての出演だったと思うが勇気があると思う。先行きが見えないと批判され6から9と言ったところでまた言葉尻を捕らえられて攻撃されるのは分かっている話だから。

 その辺わきまえて質問するのかと思ったらキャスターの村尾というのがアホな質問を繰り返していた。9ヶ月たったら絶対収まるのかとか、今動いている原発はすぐ止めろとか。キャスターやっている奴は皆福島瑞穂レベルなのか。余震の続く現在では絶対なんて言えるわけがないし、原発は止めればいいというものでないのは福島で証明されている。その辺の枝野さん答えは明快だった。

 まあ一つ質問でその通りと思えたのは、発表したのが東電でなんで政府じゃないのかというところ。枝野さんの答えは当然政府の意見でもあると言うことだったけど説得力はない。安全保安院も経産省の一部門だし東電には経産省の天下りが山ほどいる、お上の意識は東電と政府は一体に見えるのかも。天下りをさせないのが民主党のマニフェストじゃなかったっけ。でも1月にエネルギー庁の石田元長官が東電の顧問に天下っていたとか。枝野さんが昨日辞表をださせたらしい。

 でも原子力って教育もまだ40,50年程度の歴史しかない。また教育機関も東大、東工大を頂点に旧帝大と一部の私大しかない。そこの修士以上の卒業生で学者も含め原子力関係の企業体、メーカーとか電力あるいは役所に勤めた人間というとほとんど限られた人数になってしまう。僕ですら卒業後しばらくは原子力学会に所属していくらい。その人間たちが反核の世論から身を守って来たのだから村社会を形成しても不思議はない。かばい合っちゃうんじゃないかな。だから有識者という人の解説を聞いてもいまひとつボケちゃう。学者は中立かと思うだろうけど、学生の就職、研究費の寄付とかいろいろあるよ。原子力安全委員会も同じ穴のむじな、情報隠しがひどい。

 だから福島で働く作業員の数が足らなくなってきたら、年間許容量を100から250シーベルトにひきあげ、昨日またそれを引き上げることにしたとか。これじゃ安全委員会の信頼性もなくなっちゃうし、外国は日本はなにをやっているのかと思うだろうね。海に汚染水を流しておいて安全だとか、国際法的には問題ないといったあたりからおかしくなっちゃったのかな。

 放射線の影響は30年以上経たないと出ないと言われている。70以上の元気自慢の年寄りはボランティアで原発の作業をしてもらっちゃどうかな。まず政治家からだよね。これは極端なブラックジョークだけど、半分本気(笑)。それくらいすると日本人の政治家の評価もあがるかも。

 あと海外で話題になる前に畜産農家の牛や豚をなんとかしなきゃ。兵隊さんは命がけで犬一匹助けたんだから政治家は牛や豚助けなきゃ。買い取って処分したり安全なら食用に回してもいい。それは非難されない。いけないのは無策で放置して餓死させること。畜産農家が必死に訴えてるのにねえ。

 菅さんもやめません一点張り、だんだん顔を見るのがいやになってくる。枝野さんに代わるか、いい悪いは別にして国民は納得するんじゃないかな。すくなくとも小沢や鳩山や谷垣よりは。

 

 

Posted by たあちゃん at 05:23│Comments(0)TrackBack(0)

この記事へのトラックバックURL

http://nakanotakashi.mediacat-blog.jp/t65570