2011年04月09日

自粛ムードをぶっ飛ばせ

 ちょうど24時間前の朝6時、Twitterトモダチの有紀子さんと同い年の女性から、名鉄名古屋駅をセントレアへ向かミュースカイエキスプレスに乗ったというTweetが入った。どこへいくのかと思ったら18時間後の昨晩0時過ぎロンドン到着の報が入った。

 長期契約だった東京の仕事が(地震のせいか)キャンセルとなり、どうせ暇なら入社10年目の優遇休暇を消費しようかどうしようかと自粛ムードの中でなやんでいた。

 自粛なんて気にすることはない、どんどん使えとけしかけていたのが2,3日前だからやはりアラフォー女性の実行力はすごい。あっぱれといった感じ。

 女性一人旅ご無事を祈る。

 海外は無理でも結月が産まれたらぱーっと派手に東京へ繰り出すかな。

 テレビではマスターズ二日目を放送している。石川ガンバレ。予選は通過確実か。石川といえばスタート前の記者会見で東北の被災地に想いをはせた素晴らしいスピーチを披露したらしい。日本語だったが通訳を介しても司会者や記者を泣かせるに十分だったとか。どこまで大人なんだ19歳。  

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2011年04月08日

また地震

 昨晩の地震名古屋で感じるだけあってかなり大きかった。仙台市内ではマンションのガス火災が発生したり、先日の本震でも割れなかったショウウィンドウのガラスが割れたり結構被害が出ている。停電も半端じゃない。女川原発は危なかったし六ヶ所村は非常用電源になった。またテレビは地震一色になるかと少々うんざりしたのだけど、日テレが熱心に報道していたのに比べNHKはのんびりメジャーリーグの野球中継を流している。なにか意図的なものがあるのだろうか。


 かゆみどめの副作用が湿疹かゆみになっているとドクターに話したら、ステロイドの入った薬は全部そう書いてあるよと笑っていた。家に帰って薬の説明書を見たらステロイドどころか痛み止めの麻薬、睡眠薬、あげくのはて下剤まで副作用に発疹、かゆみと入っていた。書いてなかったのはうがい薬と整腸薬だけ、あきれた話だ。それだけ日本人にアレルギーが増えてしまったのだろうか。  

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2011年04月08日

抗ガン剤点滴中止

 今日は2回目の抗ガン剤点滴の日、診察で思いがけないことに。問題は湿疹、かゆみ止めを飲んだら副作用が湿疹とかやみだったとか笑い飛ばしていたのだけどこの湿疹が大変なものだった。医者は湿疹は抗ガン剤の副作用だという、そして笑いごとじゃないのはこのまま不用意に点滴を続けるとショックを起こす可能性があるという(過去名大で2例あったそうだ)。取りあえず今回は抗ガン剤(タキソデール)は中止、一週間後湿疹の経過を見て継続するか薬を変えるかの判断をするという。

 おいおい、眼は治らないし髪は抜けちゃうしどうしてくれる。てなことを言いたいけど大学病院では患者は弱者、言うことを聞くしかない。敵も申し訳ないと思ったのか、骨ガンの治療の方の点滴(ゾメタ)はやっていってくれと言う。何か寿司屋で寿司は出せないけどビールだけでも飲んでいってくれと言われてる感じ。ゾメタも結構副作用の倦怠感があるんだけどなあ。

 奥さんは今日は点滴を打たなかったと聞いて、一緒に結月に会いに行けるかも知れないと喜んでいる。この一週間で産まれると踏んで居るみたい。足腰の弱っている片目はほっといて一人で行ってきた方がいいのじゃないか、足手まといだよ(笑)。

 と書いていたら地震だ、かなり大きいし長い。テレビでは5分ほど前から震源は東北として地震警報と津波警報が出ている。だいぶ遅れて名古屋へ来たみたい、かなり大きいはず仙台は停電しているらしい。せっかく暖かくなってきたのに復興ムードに水を差さなければいいけど。

 病院の帰り、鶴舞公園の桜は満開だった。名古屋市内でも早い遅いがあるようだ。せっかくの桜なのに明日は雨の模様、本当に今年の天気は意地が悪い。  

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2011年04月07日

死と生と

 やはり漂流犬(Drifting Dog)バンちゃんは海外で話題を呼んでいる。いやそれだけでなく日本の海上保安庁(Japan Coast Guard)も犬一匹のためにヘリコプターを上空待機させ巡視船を向かわせ最後には隊員が冷たい海に飛び込んで救助したなど、鯨を殺す野蛮なはずの日本人が本当はとても動物を愛する人たちだったなどと見直されることになってしまった。
 これはこれで素敵なことだが海に飛び込んだ隊員にもその他の隊員にもこの救助作戦は別の意味を持っていたのじゃないかという気がする。そもそも今回の任務は海保と海上自衛隊と米海軍との合同の、大規模な「遺体」捜索作戦だったわけだ。まだ行方不明なままの一万六千もの遺体の海上での探索、暗い重苦しい雰囲気で出航したに違いない。うっかり冗談も言えずだだ海上に目を凝らすだけ、そして眼下に広がるのは生命の臭いのまるで感じられない死の世界。
 そんななかで思いがけず、あり得ないような「生命体」に出会ったわけだ。感動しないわけがない、救われた気がしないわけがない、そんな気持ちであれば海に飛び込むのに躊躇するわけがない。確かに救助されたのは犬の方だが、その漂流犬が救われることでどれだけ多くの保安隊員の心を救っただろう。いやそれだけではない、その作戦に参加した日米の兵たちは勿論、そのときテレビを見ていた多くの人々の心を深く打ったと思う。そしてなによりその中の一人にいたバンの飼い主には信じられないプレゼントだったろう。
 遺体捜索活動はお世辞にも大きな成果があったとは言えない、でも数十体の遺体より一匹の信じられないような生命力をもった犬を救助できたことに作戦参加者は誇りと満足を覚えたと思う。(表だって報道はできないだろうが)


 あと3時間ほどでまた病院、採血と診察、それに2種の点滴。体が馴染んでいるといいけど。

 結月はあと数日か、準備万端らしい。急に大きくなって3300グラムとか。無事に生まれてくることだけが願い、苦しいとか辛いとかはこちらで引き受けるから。
  

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2011年04月05日

これってアリですか?

 アレルギー性の湿疹なのか、口内炎が痛いのと同時に体が痒くて、名大の皮膚科で飲み薬をもらった。一週間で飲み終わったが一向にかゆみが無くならない。体中ひっかき傷だらけになった。飲んでいたのはアレグラ60という錠剤だけど不思議に思って効能を見てびっくり。
 ・効能・・かゆみ止め
 ・副作用・発疹、かゆみ
とある。マジ??これってアリですか?
何か他に意図があったにしても大学病院の出す効能書じゃないよな。  

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2011年04月05日

大丈夫




 朝いや昼か、目が覚めたら頭が気になって真っ先に鏡を見る。大丈夫まだちゃんと毛が残っている(写真)。でも奥さんがブラシを入れるとかなり毛が付いている。少しずつは抜けているらしい、まあ7日の通院には帽子は無くてよさそうそれで充分と思わなくては。

 写真を眼帯を着けたまま撮ってしまった、眼帯に赤く付いているのは目玉。古いのと新しいのを区別するために冗談のつもりで描いたのだけど、うっかり着けたまま新聞を取りに行ってしまった。エレベーターで乗り合わせた上の階の人、びっくりして言葉が出なかったようゴメン。

 毎日暗いニュースばかりで嫌になる。見ているこちらも精神的に参ってくる。そんな中で一匹の犬が3週間ものあいだ壊れた屋根に乗って海を漂流、海上保安庁に救助されたというニュースに少し救われた気がしていた。でもきっと飼い主はあの屋根の下に居たのだろう、多分助からなかったのだろうと悲しい想像をしていた。しかしこの救助ドラマには続きがあった、飼い主が津波を逃れて無事だったという展開。犬は2歳のメス「バン」ちゃん、助けられたときの不安そうな表情が一変、うれしそうにしっぽをちぎれんばかりに振って飼い主の女性に甘えていた。泣かせるぜ「バン」ちゃん。柴の雑種みたいだけど君は日本一有名な犬になった。

 しかしNHKはよく撮っている、4日(月)23時10分からの新番組「スポーツ魂」だったかな?甲子園選抜出場の東北高校を地震2時間前から現在まで追いかけている。ラッキーと言えばそれまでだけど出場校の事前取材の最中に地震に出会っているわけ。だから地震発生前の明るいキャプテン上田君の表情から、地震で揺れるグラウンドと選手たち、その後の練習もできない選手たちの姿などずっとフォローしている。キャプテンでエースピッチャーで4番なんて田舎の高校ならでは(失礼)といった感じだが絵になる。甲子園で一回からボコボコに打たれて一回戦負け(大垣日大よ武士の情けはないのか)の後「夏もありますから」と健気にインタビューに答えていたが、チーム練習は無期限休止。がれきの片づけに精を出す野球部員たちの姿で終わってる。これも泣ける話だ。

 髪の毛の話のつもりが長くなった。朝日の夕刊だが、西日本までお花見自粛してどうなる、とげきとばしていた。朝日は地震直後から、自粛ムードが広まる前からその論調だ。その通りだと思う。つかうお金が無いのが悲しいけど。

  

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2011年04月04日

ハゲ止まり?

 30日の突然の発熱が引き金だったのか、翌31日みづきと雷太が居なくなると同時に激しい抜け毛が始まった。頭皮の湿疹でできたかさぶたを取ると、同時に何十本か抜けてくる。櫛の歯にたくさん絡みついてくる。今年はいまだに着ているフリースのパジャマが白髪まみれになり、ガムテープで吸い取るのが奥さんの仕事になる。白い枕カバーは黒い抜け毛でいっぱいやはりガムテープで取らなければならない。圧巻は2日の夜シャンプーした時、抜け毛で風呂の排水溝が詰まってしまった。これは一大事と奥さんがあわてて毛糸の耳まで隠れるような帽子を編んでくれた。1日、2日と一枚ずつ外出用と寝るときのキャップができてきた(写真)。その時のペースで行くと7日の通院(抗ガン剤2回目)は帽子が必要と踏んでいたのだが、昨日3日になって何故かピタッと激しい抜け毛が止まった。指でつまんで抜いても4,5本が抜けてくるだけ。

 どんな風に抜けるのかと不安に思っていたが局部的に抜けるのではなく全体に満遍なく抜けているよう。あらかじめ髪を短くしてあったし、全体に髪の量が少なくなったと手触りでは感じるが鏡で見る限りそんなに変わったように見えない。ただ前から薄いのが気になっていた額から頭頂にかけての部分これはもう地肌もろ見えという感じにはなっている。フラッシュ焚いて写真を撮ったら光るかも知れない。ただこれも年相応に薄くなったと思えば別に不自然じゃない、数年後にはこうなっていただろうと思える程度。抗ガン剤の1クールはあと2日で終わり、血球数も元に戻っているはず。ということは点滴、倦怠感、口内炎、湿疹とかゆみ、発熱、脱毛、そして回復で1サイクルなのか。次回も同じなら痛み止めとかアレルギーのかゆみ止めとかは点滴前の診察で処方してもらえばいい。2回目でいよいよ丸坊主か、それとも放射能の半減期と同じで今の髪がまた半分になるのか。いずれにしろそうみっともない事にはならないのかも、帽子もできているし。いずれにしろ床屋に行っておいて良かったみづきが帰ってからなどと言っていたら抜け毛がひどくて行けないところだった。長髪のままだったらもっと不自然な感じになったかも知れないし(カッパのサゴジョー禿げ状態)。

 夜更かしが常だったが地震以来貫徹がほとんどになってしまった。原子炉情報が気になっているのも1要因だけどなんとなく落ち着かなくて睡眠薬を飲んでも眠くならない、朝ドラを見てから昼まで寝て食事の後また昼寝のパターン。夜に電気を使って昼間活動を停止するのは効果のある節電の1パターンとか、そうだと信じて行動を正当化している。

 それにしても原子炉はなんとか暴走を止められただけでそれ以降はほとんど最悪のシナリオをたどっている。その割には相変わらず記者発表は東電、安全保安院、安全委員会、枝野さんの4本立てで微妙にニュアンスが違っていたり、文科省も独自の放射線測定値を発表していたりでどうしろと言われているのかよく分からない。菅さんが一本化してオレが委員長だと息巻いていたのはどこかへ飛んでしまった。やはりリーダーシップ無いのかなあ?


  

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2011年04月03日

みーちゃん

 29日夕方みづきがやってきた。すっかり大きくなって、それに知恵が付いたのにびっくり。前回に比べると遊び方がずっと能動的になっている。具体的に言えば前回まではテレビで特急のDVDを見る、電車の本を見る、プラレールを動かしてくれといってがめている、と言った感じでどちらかと言えば受け身な感じで遊んでいた。ところが今回、プラレールは自分でレールをつないでみる、列車はやはり自分で連結させるといった具合、それでもってできた部分だけで一生懸命遊んでいる。もちろんレールは円形にならないし車両は山手線とブルートレインがくっついているなど大人が見ればおかしなものなのだが本人はいたく満足な様子、結局3日の間一度もDVDを見ることもなく一人遊びができていた。それとびっくりしたのはキューピーさんの人形で勝手に赤ちゃんごっこをはじめたこと。もうお兄ちゃんになる自覚ができてきたのだろうか。(お人形が無かったせいか)雷太がそんなことしたのは全く記憶にない、それどころか赤ちゃんができることもわかっていたのかどうか。とにかく31日の昼前帰途につくまで感心させたり笑わせたり、普段寂しい我が家を楽しませ、ハッピーな気分に浸らせてくれた。でもこちらは送り出したとたん昼ご飯も忘れてソファで爆睡、目がさめた頃にはみーちゃんはもう東京に着いている時刻。迪子ちゃんに言わせるとそういうことはよくあったとか、相手も相当疲れているそうだ。帰り道どうだったか雷太に聞いてみなくては。しかしみーちゃんが居なくなると同時に始まった猛烈な脱毛、次回ははげた写真になるのかな?


  

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2011年03月30日

突然の発熱

 お昼前、パソコン触っていたら突然ひどい寒気。熱を測ってみると38度2分。風邪の兆候もなかったしこれもまた抗ガン剤かゾメタの副作用なのかと思いながら、副作用なら一過性だろうと腹をくくる。

 奥さんもみーちゃんつれて、雷太と名鉄特急に乗りに行ってしまった。食べられるとは思わないけど隣のローソンに好みのトロ鉄火を買いに出る、フラフラする。今考えればなんでそんなもの買いに出たのか理解に苦しむけど、その時は思考能力が落ちていたのかそうしなければと思ったようだ。

 お昼が食べられるわけでもなくテーブルに袋を投げ出したまま、分厚いダウンジャケットを着込み床暖房をこたつ代わりにうとうと。ガタガタ震えているので冷たそうなベッドには行く気がしない。テレビを見るでもなくもうろうとしている内に3,4時間が過ぎ、インターホンの呼び出しではっと我に返る、オートロックを開けなければと思うが体が動かない。耳障りな音が鳴りやんでしばらくしたら奥さんたちが帰ってきた、みづきが元気に体当たりしてくる。気が付けば、熱は38度のままだがいつのまにか気分が良くなっている。こうなれば熱が下がるのも時間の問題だろう。

 みーちゃんも昼寝だし、ハルシオンとマイスリー半錠飲んでベッドで眠る。2時間ほど眠って起きると気分もすっきり熱も37度に。思った通り一過性の発熱だった。白血球の数なんかも関係があるのか?とにかく抗ガン剤の副作用は遅れてくると医者も言っていた。口内炎は早いほうで、湿疹は早すぎるから副作用ではないとも言っていた。頭皮の湿疹のかさぶたを取ったら一緒に白髪が沢山抜けてきた。そろそろ始まったのか、脱毛。

 昼のトロ鉄火を食べなければ。みーちゃんもあと一晩、何をして遊ぼう?  

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2011年03月30日

麻薬

 一昨日(28日)、口内炎の痛みについに辛抱たまらなくなって名大病院へ。はじめて予約なしの耳鼻科外来に行くがしっかり待たされる。9時に行ったのに呼ばれたのは11時半。大学病院の長い待ち時間の伝説は飛び込み患者に関してはいまだ健在ということか。

 診察は副主治医だった若い女医さん、笑い顔でとんでもないことを言う。「痛み止めはまた麻薬にします?それともロキソニン?」。入院じゃないのに麻薬なんて嘘でしょ?
 ロキソニンが効かないのは内緒でテスト済み、一も二もなく「麻薬お願いします、と僕」。でも病院内でもとびきり管理の厳しかった医療用麻薬の鎮痛剤、そんなに簡単に外来処方してもらえるとは夢にも思わなかったので本当にびっくりした。

 そんなわけで処方されたのが12時間間隔で飲むオキシコンチン錠と看護婦さんからレスキューと呼ばれる頓服薬のオキノーム散剤、それらに麻薬の副作用に対処する薬が加わる。吐き気止めと便秘防止の消化整腸剤が2種に下剤。帰り道の薬局で調剤してもらう。明細を見ると通常の調剤料に加えて麻薬調剤料が各70点加算されている。睡眠薬などの向精神薬より高い。

 途中経過はとにかく効果のほどは・・・・やはり効く。飲み始めて二日目の昨日から痛みはぐっと和らいだし、飲み込みの痛みを和らげるレスキューも飲み忘れるほど。

 さすが麻薬というところだけれど今だもって何が麻薬の効能なのかが解らない。入院中に痛みにあわせてだいぶ増量しながら使っていたけど退院と同時にスパッと止めた。それでもたばこやアルコールのような禁断症状は見られなかったし。飲んだからって気分がハイになるわけでもないし。ただ病院で管理が異常に厳しいのは病院スタッフによる横流し防止のためだとNETで見た。鎮痛効果はモルヒネほどじゃないし、裏で金になるとは思えないのだけど。友人のTなどに話せば「ヤクをやる奴を友達に持ちたくないなあ」などと言われそう、内緒にしておこう。

 まあそう言ったわけで抗ガン剤タキソテールによる口内炎騒ぎは一件落着というわけだか、関係あるのかないのか体の湿疹がひどくなってきた。それにいよいよ来週からは抜け毛が始まる予定。


 明るいニュースは昨日の夕刻、雷太と保育園が春休み?の豆台風みーちゃんがやってきた。ずいぶん大きくなって言葉もうるさいくらい良く出る。ただ話題が新幹線とか特急電車中心にかなり偏るのに耐えなくてはならない。今朝はうちの奥さんと3人で名鉄特急乗り歩きに出かけていった。一緒に行きたかったが抗ガン剤で白血球数が最低になる今の時期、風邪やましてインフルエンザでも拾ったら大変、ここは自重する。それに名大病院から地下鉄で帰ってみて解ったけど眼帯で知らないところへ出かけるのはかなり疲れる。まあこれも慣れだろうけど。

 そんなわけで次回はミーちゃん@名古屋のご紹介かな?  

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2011年03月26日

1945年

訂正:エリザベス・テイラーの「緑園の天使」は1945年の作品でした。ご免なさい。太平洋戦争終結の年です。りずは13歳その前は「名犬ラッシー」どうも犬とか馬とか動物ものが多かったみたい。  

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2011年03月26日

緑園の天使

 23日エリザベス・テイラーが亡くなった。79歳だそうだ、もっと上かと思ったけど1932年2月27日生まれ、79になったばかりだった。そんなわけでリズのDVDを何か持ってないかと探したら、ありました「緑園の天使」。1944年制作と書いてあるからリズ12歳の作品もちろん僕は生まれていないし、アメリカは第2次大戦真っ最中。そんな中でカラーのこんなのどかな作品を作っているハリウッドは凄い。お話はイギリスの田舎を舞台にしたベルベットという少女と彼女の馬チェスのお話(原題はNational Velvet)。そんな田舎の馬が最後にはグランドナショナルというイキリスで一番人気の障害レースでに優勝するという物語。ただゴールしたあとジョッキーが女の子である事がばれて失格になってしまう、がそんなことにはお構いなく少女もチェスも一躍アイドルになってしまう。でもラストは馬も少女ももとの田園生活に戻っていく、だったかな?見所は文句なくリズの12歳の可愛らしさ、それが見たくてこのDVD買ったんじゃなかったかな。そのだいぶ後の作品になる「若草物語」では体つきは少女でも妙に顔だけ大人びているといった感じで気味が悪いリズになる。そのあとはもう少女役は見られない、「花嫁の父」になってしまう、それはそれで綺麗だけど。
 古き良きハリウッドを象徴するような人、他にはもう残っていないだろうな。ご冥福を。

 口内炎で食べ物がしみるようになってきた、酸味のあるものはだめ。果物はもちろんだけどみそ味もだめ。入院していたときはみそ味は大丈夫だったのに。あとは熱いものは冷やさないとだめ。奥さんが試行錯誤でいろいろ工夫してくれる、にぎり寿司は大丈夫だった。だだあまり醤油がつけられない、もちろんさび抜き。まあ入院以来どのみち食生活は楽しめていなかったので我慢できる。しかし1クール(3週間)の間中こうなのだろうか、何クールやるのだろう。始まったばかりとはいえ先が見えないのは辛い。

  

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2011年03月24日

さよなら長髪

 抗ガン剤点滴からちょうど一週間、副作用はほとんど出尽くしたか。口内炎、手足のしびれ、倦怠感それに自覚所症状のない白血球減少は次の一週間、あとこれは予想していなかったのだけど湿疹が出ている。特に頭皮や顔にでてきているのでひどくなる前に散髪することにした。本当はみづきが来たとき僕が分からないといけないので、来週いっぱいもたせて脱毛のはじまる3週目にしたかったのだけど。湿疹がひどくなれば床屋も迷惑だろうしましてや脱毛しかけではもっと困るだろうと早めに行くことに。
 うんと短くしてやろうと、「刈り上げてサラリーマンのお父さんみたいにしてくれ」と言ったのだけど終わってみればごく普通、まあ長いときから見れば床屋もかなり思い切ったのだろうけど。まあどのみちあと一週間もすれば抜け始めるのだからどうでもいいけど。どういう風に抜けるのかは個人差があるよう、ごそっと抜けたりぱらぱら抜けたり。できればぱらぱらがいいけど。後頭部が出っ張っているタイプだからどのみちあまりみっとも良くないだろうけど。

   

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2011年03月23日

シーベルトとベクレル

 今回はうんちく講座。
 シーベルトとかベクレルとかいまだかって一般の人が耳にしたことの無いような言葉がニュースをにぎわせている。そんな言葉が出るたびに枝野さんはレントゲン検査何回分とかほうれん草を千束食べても大丈夫とか大汗かいて説明している。汗をかけばかくほど風評被害が広がっているようで関係のない県の葉物野菜も出荷できなくなっているようだ。むかし貝割れ大根をテレビで食べて見せたのは菅さんじゃなかったっけ。今度はほうれん草を食べてみせるのか。

 さて本論に戻って、シーベルトだけどこれはどれだけ放射能(放射線)を浴びたかという量をあらわす単位。1時間あたりとか年間とかで表現されるけど問題なのは累計でどれだけ浴びるかということ。小さな量でも長時間浴び続ければ問題になる。消防庁のレスキュー隊員が早々と東京へ帰って記者会見などしていたのは一度の任務で消防庁規定の量(原子力関係者などから見ればきわめて少ないが)に達しお役後免になるから。太陽に当たったようなもので体に何かが体についたとかいうものでない。
 それに対してベクレルというのはどれだけ放射能をもっているかの量をあらわす単位。これは文字どおり放射性物質が付いてしまった状態。放射能汚染とか言う言葉が使われるが昔風に言えば死の灰をかぶった度合いを表す。キログラムあたりで表すからほうれん草千束などという例えが使われる。これは太陽に当たったなどというのとは違い放射性物質が付着しているわけだから、体であれば洗い流さなければならないし、食品であれば口にしないに超したことはない。やっかいなのは草や飼料に付いた場合それを食べた牛から、そのままミルクに混入して出てくること。消化されたり中和されたりということがない。土にしみこめばその土で生育した作物が水と一緒に吸収し放射能を持つ可能性があること。海が汚染されれば泳ぎ回る魚はともかく貝や海草は放射能を蓄積してしまう。そういった意味ではシーベルトよりやっかいな代物だ。土壌にしみてしまった場合自然消滅を待たなければならないが何年も何十年もかかるものがある(半減期で表現)。除染のためには畑の土の入れ替えなどが必要になる。

 ただシーベルトもベクレルも安全基準はきわめて低い値で設定しているのは確か。だからちょっと検出されても大騒ぎして説明しなければならなくなる。今回消防庁の隊員が1任務で浴びる限界を30ミリシーグラムとしているけど、僕が去年癌の放射線治療で浴びたX線の量は30日で60シーベルト。消防隊員の許容限界の2000倍。それくらいでないと癌細胞は殺せないと言うことか。ガン細胞に集中して照射するから大丈夫だけど全身で浴びたら5回は死んでいる。因みに有紀子さんのお父さんが受けている前立腺癌の陽子線治療だと、もし同じ回数治療したとすればX線のさらに5倍、300シーベルトを浴びていることになる。

 だからいま騒いでいるような量ではシーベルトもベクレルも慌てるような話じゃないのだけど、政府も公表しなければたたかれるし、公表する場合は影響がないことを強調しなければならないし、それがまた疑心暗鬼を呼ぶようでなんにしても大変だ。こんなことが起こらなければ一番良かったのだろうけど、いつかは一度は経験する話だったのかも知れない。イスラエルの学者が発表している、今回のような途方もない大災害で原子炉災害がこのレベルでとどまっているのは幸運だとおもわなければならないと、そうかも知れない。  

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2011年03月22日

液状化

 ずっと報道されていなかったけど浦安のあたりが地震の液状化でひどいことになっているらしい。ニュースステーションでやっていたけど浦安市内では地震以来上下水道が止まっているとか。雷太の行徳の家からほんのわずかしか離れていない。江戸時代の埋め立て地と昭和の埋め立て地の違いか。確かに地震直後の報道で水浸しになったディズニーランドの駐車場の映像が流れ、液状化か津波か分からないと言っていた。あとは浦安を計画停電の範囲に入れたと、森田健作が東電にくってかかっているいるニュースがあったくらい。被災者は東北のことを考えればこのくらい我慢しなければと健気な発言をしていた。本当に日本人は我慢強い。

 我慢強くなくてはいけないのだけど、一晩あけたら口内炎がひどいことになっていた。食べ物が口にしみて痛くて食べにくい。そういえば入院していたとき朝食の果物がしみて食べられなかったっけ。抗ガン剤のせいか放射線のせいか忘れてしまった。それに皮膚が弱くなっているのじゃないかと思う。膏薬にかぶれるしあちこち痒い。かくとかき破れになりそうなのでなるだけ我慢。入院していれば看護婦さんに話をすることで気休めになったし、効かないまでも薬をもらえたりしたけど、3週ごとの通院ではひたすら耐えるしかない。多分ここ2,3日が最悪でだんだん良くなるのだろう。良くなった頃を見計らって次の点滴が来る。残酷な感じもする。目が治るとか、目に見えた効果があれば励みになるのだけど。

 来週はみづきと雷太が来てくれる。また地震とか無ければいいけど。いまそれが唯一の楽しみになってきた。入院して糖尿食を食べさせられ、退院の頃には味覚が無くなるなど食べる楽しみを奪われてもう半年になる。ときどき冷たいおそばが無性に食べたいと思ったりするけど食べてもがっかりするだけと自分を慰めている。まあ東北の事を思えばそれも贅沢かな。

  

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2011年03月21日

CM自粛

 地震からあっという間に9日が過ぎテレビ番組もほとんどがレギュラー番組になっている。ただ異常なのがCM。スポンサーのCM放送自粛のため穴埋めにやたら日本広告機構(AC)のCMが流れている。中でも気になっているのが仁科亜希子の子宮頸ガン検査の呼びかけのCM、いくら重要と分かっていても病気の話だけにあれだけ繰り返されると耳障りになる。TWITTERへの書き込みでも女性からの批判が多い。自粛しているCMはどんなものなのだろうかそんなにひんしゅくを買いそうなものなのだろうか。

 自粛といえばいろいろなイベント、企画の自粛が相次ぎ中小企業が悲鳴を上げているといった書き込みがあった。電力に関係のないもの、東北や関東地域外では行き過ぎた自粛は日本経済をシュリンクさせ復興に逆効果という見方もある。煌々とライトを灯してのドームのナイターはひんしゅくでも選抜高校野球に異論を唱えるのは聞かない。

 でも東北の人たちは逞しい。もう立ち直りに向けて動きだしている。震災直後の秩序正しい行動といい外国人からは驚きで見られるらしい。被災したアメリカ人の英語教師がアメリカではとてもこうはできなかっただろうと話していた。被災した人たちが取材の報道カメラに対して口々に「ご苦労様」と声をかけている映像も印象的だった、元気がもらえる。

 いま21日明け方4時、3時前から原子力安全保安院の記者会見が延々と続いている。相変わらず要領が悪い。これが外国のプレスからの誤解・不信を呼ぶのだろう。
 今回の事故は純粋に予想不可能な天災によるもので仕方ないものといえる。でもあの原子炉建て屋のやわなことはどうだろう。学生時代、関西電力美浜の原子炉を見学したとき「飛行機が落ちても大丈夫」と説明されたが。確かに原子炉本体の圧力容器は丈夫だったけどその外には使用済み燃料が言ってみればむき出しでおいてあったわけだから、テロ攻撃にでもあったらとんでもないことになる。今まで攻撃の標的にならなかったのはテロリストもそんなに柔なものと思ってなかったのだろう。そういえば911同時多発テロの貿易センタービルもボーイング707がぶつかっても大丈夫といううたい文句だった。

 80歳のおばあさんと16歳の孫の少年が9日ぶりに救出されたという明るいニュースもある、閉じこめられたのが台所で冷蔵庫に食べ物があったという。それにしてもすごい生命力だと思う、特におばあさんがすごい。でもミヤネが「まだいっぱい埋まっているいる人がいる」とコメントしていたのは言い過ぎだろう。

 これ書いていたらだいぶ楽になってきたけど3日目になって抗ガン剤の副作用が少し出てきたのかも知れない。前の薬でもあったけど口内炎の兆しが出てきた。口内炎と言っても特定の箇所が痛むのでなく粘膜質が荒れている感じ。特にのどのところが気になる、食べ物を飲み込むのが辛い。でもさすが強調されていたように吐き気とかはなく、食欲もある。それだけでもずいぶん楽なのだろう。あとはゾメタの副作用で背骨や歯がいたい。ここ2,3日は鎮痛剤が要りそう。先生が気を利かせて出してくれたロキソニン・テープ、膏薬だけど首に貼っていたらかぶれた。貼ると気持ちいいのに残念。頭がかゆいのは毛が抜ける前兆かな。

 みーちゃんはパパと電車三昧のよう。珍しく雷太は休日休みらしい。中山競馬が無くなったからかな、当初やるといっていたからやはり自粛か。阪神や小倉はあるようだ、出場馬一頭あたり4万3千円義援金を寄付するという。半端なのは馬主3万、調教師1万そして騎手が3千円だかららしい。騎手が少ないようだけど何度も騎乗するから勝てないと結構大変かも。

 ユニセフが義援金を募っているらしいけど、目標以上に集まった義援金は開発途上国援助に使うと発表して物議を醸している。発表のタイミングが悪いとの声も。もともとユニセフは国内災害の募金はしておらず今回の募金も伊勢湾台風以来のことだそうだ。ユニセフには毎年寄付しているけど東北へ送るつもりの寄付がアフリカへ行ってしまうのはちょっと複雑。

 こんな時にも頻繁に地震の緊急速報が出ている。被災地はたまらないだろう。早朝のニュースで菅総理がまた被災地視察に行くという、却って現場が気を遣って迷惑ではないかとの声があると言っている。総理が頼りなくてもこの国は大丈夫と言っているような日本のたくましさ。海外ではそう思っているのでは。

 また長いブログ、きりがない。骨の痛みも和らいだのでもう寝よう。まだしつこく子宮頸癌のCM、仁科亜希子嫌われちゃいそう。  

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2011年03月19日

化学療法外来

 17日(木)、はじめての抗ガン剤タキソテールとゾメタの連続点滴を受ける。ひどい痛みとか発熱とかいった副作用は出なかったものの体がだるく、まる二日間寝て過ごしてしまった。パソコンに触る気もおこらずブログどころではなかった。でも通院でやっているのだから点滴の後ふつう通りに働くひともいるのだろう、大変だと思う。
 治療は化学療法外来科という外来棟に特別に割り当てられた区域で行われるのだけど、僕の場合手順はこうなっている。まず朝一番8時30分に検査科で血液検査を受け耳鼻科外来へ。耳鼻科では血液検査結果、体重変化、病状などチェックして主治医がその日の投薬可否、投薬量などのカルテを作成する。患者はそのまま化学療法外来の受付へ行けば、血圧、検温のあと座席に案内される。その座席が写真、フルフラットにリクライニングする電動シートと薄型のテレビ(無料)がセットになっている。シートも色とりどりで、通常のベッドの並んでいる点滴風景とはちょっと様相を異にしている。全部を見渡せないがこんなシートが30台ほどあるという。可動式のテーブルが付いていて白いランチョンマットが敷いてあり、飲食は持ち込みで自由にして良いとのこと。でもあまり臭いの強いものは迷惑だろうな。看護婦さんに頼めばDVDやCDのプレーヤーも持ってきてくれるという。7,8時間かけて点滴するひともいるらしいので必要なのだろう。むろんトイレも2カ所あるという。
 僕の場合は薬品の準備に2,30分、吐き気止めが15分、抗ガン剤タキソテールが1時間、ゾメタが15分、洗浄のための生理食塩水が10分ほどでトータル2時間半位拘束される。テレビを見たり週刊誌を読んだりで退屈はしない。しょっちゅう看護婦さんが顔を出し気分や針の刺さり具合をチェックしてくれる。
今は点滴の針も柔らかいポリエチレン製で血管に沿って曲がるようになっていて痛みは全くない。不思議なのだけど針を刺すときは固い鉄の針で、血管にはいると中の芯をぬいて柔らかい部分だけになる。短時間では大差ないけど24時間点滴の時などずいぶん楽だった。でもいろいろと新しく出てくるそれらの医療器具は全てが使い捨て、安全のためとはいえ何とかならないものかと思う。せめて土中で分解可能な樹脂とか。
 点滴が終われば無罪解放、会計で請求書のバーコードカードを貰って自動精算機へ。クレジットカードで支払い終了。予想通りとはいえ4万6千円ほど、これが3週ごとだ。その他に痛み止めなど院外薬局の支払いもある。ガン保険が入院ばかりなのが恨めしくなる。


 あっという間に地震から一週間以上が過ぎた。原子炉もいろいろあったけどなんとか収束しそうだ。最初3日間のもたもたが悔やまれるけど、何があったのかこれから明るみに出されるのだろう。でも国内や国際的な信用を失ったという点ではあの3日は東電にも政府にも痛いものになるのだろう。テレビ番組もほとんど元通りのレギュラー番組にもどった、NHKでさえも。東北ではまだ災害情報を必要としているひとがいることや原子炉報道が緩むのが少し心配。

 開幕戦はかねての予定通り25日東京ドームのナイターで、とした巨人軍の不見識にはあきれる。鶴の一声とあるのは「ナベツネ」か。選手会も反対しているのに何もコメントできなかった原にもがっかり。ドラゴンズも域外とはいえ何か一言あっても良かったのでは。

 名古屋も週末の繁華街は異様に暗かったという。予約の難しいレストランも楽々だと、こんなときに張り切る女子会もいる。テレビ塔のライトアップも消え、マンションからの夜景も寂しくなった。栄方面が真っ暗。でもこれで生活に困るわけじゃなし、ずっとこれで過ごしてもいいのじゃないかな。  

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2011年03月16日

名古屋でも地震

 昨日午後10時半ごろ名古屋でも地震。10階の我が家はかなり揺れた。震源は富士宮あたりらしいけど、だんだん西へ来るようで気味が悪い。ちょうどニュースステーションを見ていたのだけど古館さんとスタジオも揺れていた、すごいリアルな放送だった。テレビは津波と原子炉に加えてもう一つ実況ネタが加わった感じ。

 石原都知事が津波は「天罰」と発言したとか、AKB48が5億円の寄付を発表したとか、あきれたり驚いたりする前に日本ってどうなっているのだろうと思う。地震以外の報道が少ないので流言飛語の類かどうか分からない。NETのニュースは信じて良いのかどうか。

 菅さんは昨日の朝5時半とうとう東電に対してキレて「オレが対策委員長になる、本部は東電本社に置く」なんて息巻いていたけどその後あまり事態が改善したように見えない。(寝てしまったので分からないけど、すぐあと2号炉の爆発があったよう)。相変わらず綱渡り状態。枝野さんに加えて菅さんまで出てくるようになっただけか。

 ヨーロッパに続いてニューヨークも株価が下がって世界同時株安の再来みたい。日本が世界経済に影響があるというより原子炉事故パニックの様子。世界フィギュア選手権も各国が放射能汚染の国には選手を派遣できないとかで中止。村上可奈ちゃんかわいそう。(いつの間にか真央ちゃんからスターの座を奪っちゃったみたい)誰でもいいやみんな名古屋なんだから。

 今日は原子炉問題だけでも沈静化することを祈ろう。  

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2011年03月15日

ニュースの合間のテレビドラマ

 夕べ久しぶりな感じでテレビの連続もののドラマを見た。テレビ東京系のテレビ愛知で放送している「至上の命医」という病院もの。原作は最近やたら多いお手軽コミックで、くだらないと言えばくだらない。先週までは他に見るものがないから見ていたと言った方がいい内容。でも今日は何かすごくほっとさせられた。4日前の午後3時を最後にずっと報道番組しかみていなかったし、どこのチャンネルも地震情報以外流していなかったから。

 二日前の日曜日にテレビ愛知が通常放送を始めたときは何か違和感があったけど、みんなで悲しみに沈んでいてもしょうがないと訴えていたのかも知れない。落ち着いたらその是非が議論になるのじゃないかな。
 被災した人は気の毒だし東京はまだ混乱している、でもそれ以外の地域はいつもの一週間が始まっている。放送事業もリズムを取り戻さないといけないのかも知れない。このところ地震による経済変動や、国際情勢もほとんど報道されていなかった。

 愛知県の新任大村知事は、月曜一日に限り被災地に弔意を示すため各施設のライトアップを中止するが、火曜日以降特に節電は必要ないと宣言した。いくら節電しても東京に送れる電力は設備の制約で100万キロワットが限度、だから無理に節電など考えず愛知の経済活動を活性化して電気以外の面でも東北をサポートしようという理屈だ。大村さんらしい発想でこれは買えるのじゃないか。具体的には被災者の雇用と住宅の提供、要するに難民の受け入れを計るというものらしい。

 大学新卒の就職難トップクラスの愛知でそううまくいくかと言う意見も出るだろうけど、トヨタなど東北からの出稼ぎ労働者をかなり使っている。それを家族ごとひきうけてしまうと考えれば理解しやすいかもしれない。あとは外人労働者にお引き取り願って、東北の労働者受け入れなどという手があるかも知れない。企業努力だけでなく行政の援助も必要だろう。補助金など支出が増し減税のマニフェストと相容れないかも知れないが、国家的危機に有権者も納得するのでは。

 ドラマの話がとんでもない方向に行ったけど、東北の地震・津波の犠牲者のことを考えると目が悪い、耳が聞こえにくいなどというのは贅沢な悩み、サンマじゃないけど「生きてるだけで丸儲け」と思わねば。毛が抜けるなどと言うのは抜きたくても抜く毛のないひともいるのだから、と言われると贅沢な悩みに入ってしまう。でもやっぱりいやだー。  

Posted by たあちゃん at 05:03Comments(0)TrackBack(0)

2011年03月14日

選挙と地震と

 今日は名古屋の市会議員選挙。河村たかしの「減税にっぽん」が過半数は取れなかったものの圧勝、第1党になる。第1党だった民主は惨敗、第2党の地位も自民に譲る結果に。予想はされた結果だけど「減税にっぽん」、首をかしげるような候補もいたし新人ばかり、小沢民主のようなことにならないかとちょっと心配。ただ地域政党のしかも大都市初の住民投票の結果での選挙勝利、地震がなければ全国的な大ニュースとなったはずなのに。名古屋でさえ結果の出た12時過ぎから、NHKだけが詳細を伝えているのみ。こんな時民放がローカル放送の独自性を出せばいいのにと思うのだけど、キー局の地震報道を垂れ流すだけ。テレビ愛知だけが地震報道じゃなく歌番組やバラエティーを流している、これはこれでそのノーテンキぶりにあきれる(テレビ東京が悪いのだと思うけど)。

 地震が落ち着かないのに原発の放射能汚染の心配。大学では全く勉強しなかったけど不思議に今回話題になっている緊急炉心冷却システムだけは熱心に研究した。日立製作所でひと夏このこの勉強で過ごしたことが、懐かしい大学の思い出とIBMのコンピューターとの出会い。
 だからちょっとうるさいのだけど、当初状況を上手に説明できる人間がいないのにイライラさせられた。枝野さんの説明が一番わかりやすいというのはどういうこと?政府が東電の担当者が直接説明するのにフタをしたということなのかな。また隠蔽体質が顔を出したのか。少ししか報道されなかったけど東北電力の社員が女川原発の状況を詳細に分かりやすく説明していたのが対照的だった。今回の海水を冷却に使うというのは本当に最終手段、廃炉を意味するから東電や政府も判断に迷ったのかも。
 でもそうでもしないとスリーマイルを通り超してチェルノブイリになっちゃう。そうなったら福島県の半分は人が住めなくなるよ、ウクライナの平原じゃないから人はいっぱいいるし被爆災害は地震の比じゃない。ロシアはその経験があるから日本を支援する話より先に太平洋沿岸の放射能監視の強化を発表している、ずるい。

 また長くなった。前回、犠牲者は幸い神戸より少ないようだと書いたけどとんでもない話だったらしい。宮城だけで一万人を超えるとの推定。気の毒にとしか言いようがない。海外から救助犬の派遣が相次いでいるけど津波災害では活躍のしようがないみたい。助かるか死ぬかの即時の二者択一の感じ。まだ寒いし生きている人をなんとかしなければ。報道されないけのをいいことに、まだ民主と自民でやり合ってるみたい。いい加減にして欲しい。前原さん戻して対外折衝に当たらせたら力出すんじゃないかな。

 時間割停電とかあるようだ、さやかはセーフで雷太の所はぎりぎりアウトか。停電のグループ割は発表されたけどどの地域がどのグループかテレビでは未発表。東電のHPを見ろとか無責任なことを言っている、今夜中の2時だよ。朝電気が消えて「オレ第一グループか」なんてひとが出るよ。東電の体質なのかな、はっきりしないのは。電力会社はどこもお役所体質だから。あおりを食って私鉄も仕方なく勝手に運行範囲を設定している、本気かなあ?京王線は調布以遠は運行しないとか、府中とか聖蹟桜ヶ丘とかどうなるんだろう。どんな遠回りでも働き蜂は通勤するんだろうな。地下鉄はまだ何も言っていないし、小田急は全線平常と発表したのは多分東電の発表前だ。東海道新幹線もあわてて東電と交渉中とか。
来月いっぱいこの状態が続くなんて有紀子さんのお産はどうなる?「電気の来てる内に産んでください」なんて笑えない。

 眼の調子が少し良い感じだったので治りかけているのかと思ったけど、鏡を見て「気のせいか」とがっかりしたりしている。でも左目の痛みは無くなっていてその分気分がいい。
木曜までに改善すれば抗ガン剤に待ったがかかるかも。

 やっと東京の各路線の運行予定が発表されている。これで寝られる人もいるのだろうな。この辺で終わろう。

 

   

Posted by たあちゃん at 02:49Comments(2)TrackBack(0)